2025年3月23日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』にて、野杁正明(のいり まさあき)選手がタワンチャイ・PK・センチャイを3ラウンドTKOで下し、ONEフェザー級キックボクシングの暫定王座を獲得しました。
試合前の予想では不利と見られていた野杁選手が、圧巻のファイトで世界に衝撃を与える結果となりました。
▶ 試合に至るまでの背景
対戦相手のタワンチャイは、2024年1月の『ONE 170』でスーパーボンにKO勝利しており、キック界で最も勢いのある選手のひとりでした。フェザー級ムエタイ世界王者で、誰もが認める王者としてリングに上がります。
一方の野杁選手は、ONE参戦後の戦績が1勝2敗。キャリア実績こそ申し分ないものの、ONE内での評価はそこまで高くなく、「挑戦者」としての立場での出場でした。
しかし、そんな下馬評を覆す大金星が、この日実現することとなります。
▶ 試合展開【1R〜3R】
◉ 第1ラウンド
序盤は両者慎重な立ち上がり。野杁選手は右カーフキックや前蹴りを軸にプレッシャーをかけ、タワンチャイは左ハイや膝蹴りで応戦します。距離の取り合いが続く中、互いのローが何度もヒット。拮抗したラウンドとなりました。
◉ 第2ラウンド
徐々に野杁選手がリズムを掴み始め、鋭いパンチやローを積極的に当てていきます。タワンチャイも前蹴りで距離を保とうとするものの、野杁の右のパンチが徐々に的確にヒット。ボディへの攻撃も冴え、明確な優位を作り出し始めました。
◉ 第3ラウンド
勝負は最終ラウンドへ。プレッシャーを強めた野杁選手が、ついに左フックをタワンチャイの顔面にクリーンヒット。強烈な一撃により、タワンチャイはダウンして立ち上がったが、野杁選手のラッシュでそのままスタンディングダウンでレフェリーが試合をストップ。
TKOによる劇的な勝利で、野杁正明がONE暫定フェザー級王者の称号を手にしました。
▶ 試合後のインタビュー
試合直後のインタビューで野杁選手は、
「世界中の人が僕が負けると思っていた。でも僕は自分とチームを信じていました。このベルトを手にできたのは、みんなのおかげです」
と感極まった表情で語りました。
▶ 正規王者スーパーボンとの統一戦は実現なるか?
今回の勝利により、野杁選手は“暫定”とはいえ世界王者の称号を得ました。次に注目されるのは、現フェザー級正規王者・スーパーボンとの統一戦の行方です。
野杁選手は、
「スーパーボンとの試合も、KOで勝ちます」
と力強くコメント。もし実現すれば、ONE史に残るビッグマッチになることは間違いありません。
▶ イベント全体の注目ポイント
この『ONE 172』は他にも豪華カードが並びました。
- ロッタン vs 武尊:1ラウンドでロッタンがKO勝利
- 若松佑弥 vs ドライデン・マニャンガ:若松が1R TKOで世界王座を戴冠
など、日本のファンにとって記憶に残る大会となりました。
▶ ファンの反応・SNSまとめ
X(旧Twitter)やInstagramでは、
- 「野杁、まさかの大金星!鳥肌立った」
- 「タワンチャイに勝つなんて信じられない!」
- 「統一戦が今から待ちきれない」
など、野杁選手の勝利に対する驚きと称賛の声が多数見られました。
▶ まとめ|世界へ羽ばたく野杁正明の今後に注目
ONEでの評価を一気に覆すTKO勝利で、野杁正明がついに世界王者の座に到達しました。過去の挫折を乗り越え、つかみ取ったこの勝利は、彼のキャリアにおいて大きな意味を持つはずです。
今後、スーパーボンとのタイトル統一戦、あるいは再びタワンチャイとの再戦が行われるのか。今後の動向から目が離せません

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